セブダイビングトリップ番外編。リバースブロックに陥った話。

セブへのダイビングツアー3日目、4日目のレビューの前に。ダイビング自体は最高に楽しいものでしたが、ちょっとした事件が起こりました。初めての体験、リバースブロックを起こしてしまいました。

ダイビング二日目はスミロンへ。

昨日まで発令されていたシグナルはようやく解除され、無事スミロンへの遠征が出来ました。

スミロンはリロアンからバンカーボートで20分程度。小さな小島です。


青い海、青い空。絶景です。

1本目はギンガメトルネードを目指してみましたがあえなく撃沈。それでも心地よいドリフトとサンゴの根に集まる熱帯魚たちの美しさは見事でした。

そして2本目、3本目はガードハウス前なんですが、3本目のダイビングを終えて違和感が残ります。

エキジット直後、なにやら頭の中をぎゅーっと締め付けられるような痛み

具体的な位置はつかめないものの、眼球の奥、眉間のあたり。自分はもともと頭痛持ちだけどいつものそれとはまったく異質な頭痛が襲ってきました。

楽しかったね、綺麗だねとゲストどうしで会話している中に入る余裕はあまりなし。

と、思っていたら。

キューーーーー。

と頭の中で空気が抜ける音。

それと同時にすーっとなくなる頭痛。

そこでようやく気づく自分。どうも副鼻腔(サイノス)から空気が抜けていなかったっぽい。これが噂のリバースブロックかと。膨張した空気がうまく抜けなかったため神経を圧迫していたと思われます。

リバースブロックとは、体の中で圧縮された空気が、水深が浅くなることで膨張した際にうまく体から抜けていかずに体の神経を圧迫することです。この時、強い痛みを伴います。耳抜きは圧縮された空間に空気を入れてあげることですが、その逆で、入れた空気が出ていかない状態。

しかも自分の場合、空気が抜けなかったのは耳ではなく副鼻腔(サイノス)。自分の力だけではどうしても抜けていかない。

それにしても結構つらいレベルの頭痛でした。

ただ、これだけでは終わりませんでした。

実はこの日、もう一本。

この日、あらかじめナイトダイブをリクエストしていました。ただし、前日にシグナルが出たこともあり行ける可能性は低そうだと事前に言われていました。しかし天候好転により決行。1日4ダイブは初めてのこと。やめときゃいいのに、行けないと思っていたダイビングに行けると分かったとたんそこでテンションもあがる自分。頭痛の恐怖はありながらも行ってしまいます。

リバースブロック再び。

これまでダイビングをしていて異変が起こることはあまり多くありませんでした。レンタルのドライスーツを着て息苦しくなり気持ち悪くなったことは2回ほどありますがそれは外的要因が明確だったわけだし。

それがこの日はどうも頭痛がひどい。今度はダイビングをしてるそばから、特に深度が浅くなる後半にかけて。安全停止中なんてもうフラフラでした。

原因はそう。再度リバースブロックです。

いつもは安全停止のころ、頭の奥で「ぽこぽこぽこ」と音をたて、空気が出ていくのを感じることができるのですがこの日は空気が出ていかなくなってしまいました。水面に出るときは空気が強く神経を刺激し、頭が破裂するんじゃないかと思うほどの頭痛が・・・。ナイトダイビング、いろいろな珍しい生物を観察できたんですが、船にあがった直後は楽しかったダイビングを思い返す余裕は正直ありません・・・。

水面休息中、何とか回復。

ナイトダイビング後、帰りの船の上で痛みをこらえていると、頭の中、目の裏あたりから例の「キューー」っという音がして、やはり空気がじりじりと抜けていくような感覚がありました。ほっとする自分と、これからもこれが発生してしまうのかと考える恐怖。

とりあえず休んで、明日考えよう。

ダイビング三日目。ジンベエポイントへ。

セブと言ったらオスロブ。オスロブと言ったらジンベエザメ。そう、ダイビング最終日はジンベエポイントへ行ってきました!

そして今日も襲うリバースブロック。

ジンベエ鑑賞中は何のことなかったのですが帰りの道中、深場に寄り道したこともあってか、その後の浅場あたりから始まりました。激痛です。昨日のナイトダイビングの比じゃない。しかもエキジットポイントあたりは透明度も悪く2メートル。無事帰ってこれたからいいものの、結構限界でした。

正直、意識が飛ぶかと思った。

ラストダイブ。

ダイバーたるもの、自分の身は自分で守る。健全なダイビングは健全な自己管理から。本当はここでストップすべきですが、どうしてももう一度だけでも潜りたく、深度浅めでダイブ。

それが功を奏したのか、痛みのレベルは大したことなかったです。痛かったことには変わりないですけど。ただ、本当にやばいと思ったので最終日の3ダイブ目はリタイアすることに。不本意ながらダイビングツアーは不完全燃焼で終わってしまいました。

帰りの飛行機でも頭痛。

なんと、話はそれだけでは終わらず。翌日の帰りの飛行機でもリバースブロックを発症してしまいました。飛行機だって高度上がれば気圧も700hPaくらいまで下がります。水中のエキジット時と同じ状況。ただ、不運なことに700hPaの状況はおよそ5時間。しかも最悪なことに全然抜ける気配なし。ずーっと痛みに耐えながら過ごしていました。

今までダイビングをしてきてこんな事になった記憶はないし、もちろん飛行機で頭痛に悩まされたこともなく。

原因を推測すると以下のどちらかでしょうか。

体調は決して悪くはなかったのですが、初めての海外ダイビングで余計に力が入り、体力を使っていたのかもしれません。また同じように上がったテンションでお酒を飲んでいたため鼻の粘膜に悪影響があったのかもしれません。

それ以降

もしかしてこれからダイビングするたびにリバースブロックを発症してしまうんじゃないかと気分は沈んでいました。さすがに毎回起こるようじゃ続けられそうにない痛み。

もう一回やってみないと分からないですけどね。そしてその機会は意外とすぐに訪れました。

1月末。実は出張&ダイビングで沖縄に行ってきたのですが結果、問題なしでした!

飛行機に乗るまでは結構緊張。高度が上がって来はじめるともう心臓はバックバク。なんとか頭痛に悩まされることなく着陸。そして翌日のダイビングも頭痛に悩まされることなくエキジット出来たので、一過性のものだったのかもしれません。とりあえず一安心。

だけど、とりあえずは様子を見て、ダイビング前日のお酒はなるべく控えようかなと思いました。

そんな。リバースブロックの体験でした。みなさんもぜひ気を付けて。

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